非球面レンズは、口径に比べて極端に短い焦点距離が得られる特殊なレンズで、しかもレンズの口径いっぱいで使用しても球面収差がほとんど生じない優れた特長があります。

レックスの非球面レンズには三種類の裏面形状がありますが、それぞれの特長を下記に示します。

• 球状凸面：透過率が高く、レンズの周辺光に対する分散率がほぼ均等であるため、fナンバーの小さい入射光線への使用に適する。
• 平面：球面収差が最も小さくなる効果がある。
• 球状凹面：光源との間隔が大きくなるため、強制空冷を行う用途に適する。

レックスでは許容入射視野角の大きい単層ARコーティングが施された非球面レンズをご用意しています。（非球面レンズは表面形状が急勾配なため、多層膜AR（減反射）コーティングは適しません）

下記標準品で、アニール処理されたレンズもご用意できます。

直径がφ2mm～、また焦点距離が3.5mm～のマイクロ非球面レンズもご用意しています。お気軽にお問合わせください。