雲母波長板 Mica Retardation Plates

レックスのファーストオーダー雲母波長板(マイカ位相差板、またはリタデーションプレート)は、様々な偏光状態にある光線の合成や分析に最適です。主な用途には、レーザー干渉計、光アイソレーター等があります。
レックスでは、標準在庫品である雲母波長板と、受注生産の水晶波長板を取り扱っています。

レックスの雲母波長板は、一枚で可視波長(400~700nm)全域をカバーする広帯域タイプで、設計波長は550nmです。雲母はエネルギーの吸収が高く、しかも含有物質があるため、比較的エネルギーの低い光線への用途に適しています。高エネルギーレーザーには水晶波長板が適しています。

標準品の他に、以下の特注品にも対応が可能です。

  • 400~2500nmの間の特定波長において位相差公差がλ/50となる高精度タイプ (波長をご指定下さい)
  • 350~3500nmの間の特定波長において位相差公差がλ/50となり、高精度の不接着タイプ (波長をご指定下さい)
  • AR(減反射)コーティングを施したタイプ

仕様

構造
2枚の光学ガラスの間に雲母シートを接着したサンドイッチ構造
外径の公差
0/-0.25mm
厚みの公差
±0.25mm
波長範囲
400~700nm
位相差の公差
±λ/20
平面度
2λ @633nm
スクラッチ&ディグ
40-20
接着および雲母
泡、および脈理フリー
結晶の光軸
マークにより表示
外径(φ)
(mm)
厚さ(t)
(mm)
製品番号
位相差=λ/2 位相差=λ/4
10 2.5 RR2M10 RR4M10
20 2.5 RR2M20 RR4M20
25 2.5 RR2M25 RR4M25
30 2.5 RR2M30 RR4M30
40 3.5 RR2M40 RR4M40
50 3.5 RR2M50 RR4M50
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